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私たちは銭湯が大好き!銭湯熱狂者との世代を跨る対話

デザイナー Hally Chen X 旅行作家 dato

テキスト / 郭慧
口述 / Hally Chen、dato
撮影 / 蔡耀徵

家庭用衛生用品がまだ普及していなかった時代、近所に隠れた銭湯は地域の人々が入浴するための良い場所だった。しかし、誰もが家に衛生設備を持っている今、なぜ銭湯の魅力に深く魅了されているのだろうか。この大きな質問に関して、私たちは世代を跨る2人の銭湯熱狂者——「喫茶万歳」の著者兼デザイナーであるHally Chen氏と、旅行作家兼音楽評論家であるdato氏を招請し、彼らがどのように銭湯が好きになったかを語る。

Q:初めて台湾の浴場と日本の銭湯を体験したのはそれぞれ何時だったのか?

Hally Chen(以下は「H」と略称する):小学3年生の時、私は母と一緒に新北投地熱谷の「竜泉浴室」へ行って湯に入った。「竜泉浴室」は「1人に1室のプール」と設計され、価格が10元/回、制限時間が30分だったが、ゲストの昏倒を心配するため15分ごとにドアをノックしていた。実は、当時、私は新北投から遠く離れた呉興小学校の近くに住んでいたが、母と一緒に「竜泉浴室」へ行ったその後、普段、私は弟と一緒に266番バスに乗って新北投へ行っていた。先ず、路地で乾燥豆腐を買い、洗面器に入れて浴槽の表面に浮かせ、入浴しながらそれを食べ、とても嬉しかった。銭湯文化に関しては、京都へ旅行した時、だんだん好きになったのだ。

dato(以下は「D」と略称する):私が初めて温泉に入ることは子供の頃、家族と一緒に台南へ行って湯に入ったのだった。その後、私は台北の大学で勉強したとき、クラスメートと一緒にバイクで景美から陽明山へ行って「馬槽温泉」に入って、自然の中で「裸」を感じたことがある(笑)。日本で初めて温泉に入ったのは、2011年、2012年頃、京都に行って「左京都男子休日」の取材を行なったとき、京都大学近くの「東山湯温泉」に入ったのだ。一般民家のように見える銭湯で、常連客のほとんどが近くの大学生だ。この学生らが英語で銭湯を紹介してくれ、銭湯の人間味を感じた。それ以来、私は日本へ旅行するたびに銭湯のスケジュールを按配し、外出するときもバックパックにタオルやボディソープを入れている。

H:うん!銭湯が好きな者は日本で旅行する時にきっとバックパックにタオルを入れる。これはすでに習慣になった。

北投温泉博物館は、かつて東アジアで最大の「北投公共浴場」であったが、今、地元の人気博物館だけでなく、銭湯熱狂者にとって必見の場所にもなっている。

Q:あなたにとって、銭湯は人生でどのような役割を果たしているか?

H:私が初めて銭湯に入った正確な時期は思い出せないが、その後、日本へ旅行するたびに、「銭湯」「カレー」「喫茶店」という3つの主なテーマを中心に展開していることは確かだ。一般的に、私は日本で旅行するとき早朝に街に出るが、午後3時か4時頃、もうとても疲れた。このとき、休憩場所を見つけたい。銭湯は完璧な救いだ。特に午後4時頃、銭湯は人が少なく、他人が仕事している時に銭湯を楽しめ、心の安らぎを感じられる。一番いいのは、銭湯に入った後、すっきりと出て、またヒーローになった!私にとって、銭湯は旅行中の非常に重要な一環で、旅行者への贈り物でもある。これまで、私のGoogle Mapには喫茶店やカレーライス、銭湯の場所が表示されている。

D:Hallyの言ったことに完全に同意する!私は旅行中いつも貪欲で行きたいところが一列に並んでいて、バックパックに様々な戦利品がいっぱいなので、午後になると、肩が痛くなる。この場合、銭湯は荷物を降ろして、肩や首をリラックスさせる最適な場所だ。1時間くらい銭湯に入った後、また生きているドラゴンになる!私も午後銭湯に入ることが好きだ。その時、いつもおじいちゃんが洗面器や石鹸、タオルを持って銭湯に入って日常のおしゃべりすることが見え、これはとても魅力的な日常の風景だ。

Hally Chen氏とdato氏、この世代を跨る銭湯熱狂者の男性は、百年前に「北投公共浴場」であった北投温泉博物館で、どのように銭湯が好きになった様子を語る。 

Q:台湾の温泉文化と日本の銭湯文化との類似点と相違点は何だろうか?

H:旅行中に温泉に入るのは楽しみで、銭湯は人々が日常的にお風呂に入る場所だと思っている。また、日本の銭湯には、独特の建築様式や情景設定、周辺の小道具がある。例えば、日本の道後温泉や船岡温泉などの伝統的な銭湯。銭湯の建築は、ほとんど唐破風 (反り返った曲線を描く破風)を採用し、入り口に「番台」(店主がお金を収める箇所)を設置する。石鹸やタオルを持参しない場合、直接に番台で購入することができる。銭湯に入った後でコインで髪を吹くために、私は通常、いくつかの小銭を準備する。最後にアイスミルクを飲む。コーヒー味が一番好きだ。この一連の建築様式や情景、関連する小道具は、日本の銭湯文化を構成している。台湾では、温泉に入ることは多くの人々の愛するレジャー・娯楽だが、人によって習慣が異なる。日本銭湯のような長年確立された儀式や流れがない。

D:温泉に入ることは観光的な雰囲気のある活動だと思っている。銭湯は人々の日常生活の中に存在している。スリッパを履いて行っても構わないかもしれない。また、Hallyの言ったように、実は、日本の銭湯は、一連の固定の流れがある。例えば、先ず最初に番台へ行って料金(各県市ごとに公定価格がある。約420円-460円)を支払い、次にロッカーへ行って靴を置いて着替えた後にお風呂に入り、最終にアイスミルクを飲んだり髪を吹く。私はジュース味を飲む。

Q:銭湯に入った時の印象的な経験を教えてください。

H:京都タワーの地下に「京都タワー大浴場」があることを知っている人はほとんどいないが、私も京都タワーを訪れたときに誤って地下2階に歩いてしまったときに驚いた。京都を離れる前に銭湯に入るか、朝、京都に到着して民宿にチェックインする前に「京都タワー大浴場」へ行ってく銭湯に入るのは非常に完璧だ。残念ながら、新型コロナにより「京都タワー銭湯」は閉鎖された。東京に関しては、銀座七丁目の交差点にある「金春湯」は、近くに有名な喫茶店がたくさんあり、位置もとても便利だ。私が一番よく行く東京銭湯だ。「金春湯」は小さいけれど美しい銭湯だ。空間はあまり広くないが、あるべきものはすべてある。浴場での鯉絵のタイルも印象的だ。季節によりプールに菖蒲や柚子、ラベンダーなどが浮かんでいる。

D:私は京都西陣の「船岡温泉」が大好きだ。この温泉は料亭を改造したもので、小さな橋と流水や鯉の池、バロック様式のタイルがあり、屋根に木彫りの天狗がある。雰囲気はレトロでゴージャスだ。私は初めて入ったとき、まるで時間と空間が凝縮されているかのように、とても不思議な場所だと感じた。また、京都の「梅湯」も好きだ。「梅湯」は、銭湯を若返らせると決意した若者が経営している。銭湯の運営に加え、地域住民向けの様々な関連サービスも提供している。例えば、野菜や米、中古CDの販売、銭湯で活動の開催など。私は夕方に「梅湯」へ行って銭湯に入るのが好きで、雰囲気がとてもいい。

《喫茶万歳》の作者兼デザイナーであるHally Chen氏と、旅行作家兼音楽評論家であるdato氏は、長年にわたって集めてきた夢の銭湯の小道具について語る。


 

Profile/Hally Chen

台北の生まれ、長年レコードアートデザインを専門とし、その作品は「台湾金曲奨」「アメリカンIMAインデペンデントミュージックアワード」に選出されたことがある。2008年以降、いくつかの雑誌にコラムを書き始め、左手で絵筆を持ってデザインし、右手でカメラを持って記事を書くことに熱心だ。作品:「台湾レトロ氷菓店」「人情咖啡店」「喫茶万歳」。

Profile/Hally Chen 台北の生まれ、長年レコードアートデザインを専門とし、その作品は「台湾金曲奨」「アメリカンIMAインデペンデントミュージックアワード」に選出されたことがある。2008年以降、いくつかの雑誌にコラムを書き始め、左手で絵筆を持ってデザインし、右手でカメラを持って記事を書くことに熱心だ。作品:「台湾レトロ氷菓店」「人情咖啡店」「喫茶万歳」。

Profile/dato

音楽評論家で旅行作家であり、「男子休日委員会」というクリエイティブグループのメンバーでもある。現在、Facebookのファンページ「dato:POP LIFE」を運営し、Podcast番組「CITYBOYの使用説明書」を主催している。「男子休日委員会」との共著「左京都男子休日」「北海道央男子休日」があり、2019年に個人著書「チェンマイをポケットに入れる」を出版した。

Profile/dato 音楽評論家で旅行作家であり、「男子休日委員会」というクリエイティブグループのメンバーでもある。現在、Facebookのファンページ「dato:POP LIFE」を運営し、Podcast番組「CITYBOYの使用説明書」を主催している。「男子休日委員会」との共著「左京都男子休日」「北海道央男子休日」があり、2019年に個人著書「チェンマイをポケットに入れる」を出版した。